2010-01-01から1年間の記事一覧
本日は、前回の40バッチ( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/6151698.html )に引続いて41バッチ目を行いました。 反応、特に2段目の反応測度は驚異的な速さでした。 下の写真は、この反応率のテスト結果です。左から ① 1段反応15分で停止時直前の反応率…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)反応は、基本的に反応速度式に基づいて、進行します。 このことは、以前に多変数微分方程式 を紹介し、その重要性について概説しました( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/5454260.html )。 今回は、この微分方程式上で…
昨日、Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)用の使用済油が少し貯まっていたので、BDF反応処理工程を行いました。 今回で40バッチ目(Batch#40)となります。 この間約19ヶ月で、合計4,000L前後を製造したことになります。 但し、今回のBatch#40の後半の…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)をアルカリ触媒法(NaOHなど)で製造すると、グリセリンと石鹸分が通常できます(勿論、酸・アルカリ法なら、殆ど石鹸分は生成しませんが、。。)。 この石鹸分を含んだグリセリンを使用して、我々は固形石鹸(ECO-BioGlyce…
エコ(ECO)燃料Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の添加剤は、酸化防止剤、セタン価向上剤とを併せた添加剤が3種の神器だと思います。 酸化防止剤は、これまでもドイツ製の製品を一年中利用しているのですが、今年の冬は、流動点降下剤とセタン価向上剤など…
先日(7月2日)Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の反応速度式としての微分方程式を紹介しました ( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/5454260.html )。 内容がチンプンカンプンで、どうでも良いと思った人は、無視されたと思います。 或いは、少し化学…
昨日の七夕の雨もあがり、本日は晴れて30度Cを超えるかと言う暑い日になりました。 そこで予ねてより計画していたECO打ち水大会を開催し、涼しさ体験と気分を感じました。 写真は、その時のスナップです。 ECO,ECOっていろいろ言っても、実践者は限られて…
梅雨時の天気が続いていますが、来るべき冬に備えてと言う訳でもないのですが、寒さに耐えるBiodiesel(バイオディーゼル;BDF)の試作品を紹介します。 以前に紹介したECO(エコ)燃料であるバイオディーゼル(BDF)製造法は、特殊な添加剤などを使い、冷却・分…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)反応転化率を、簡易分析や単なる感じで、結果のみを捕らえていませんか? 或いは、正確な分析と言うことで、ガスクロや、液体クロマト分析をされたことが、あるかもしれません。 但し、これらは、あくまで結果であり、BDFを…
いつもBiodiesel(バイオディーゼル;BDF)用酸化防止剤を添加されていますか?? BDF用添加剤の代表例として、酸化防止剤の他に、流動点降下剤、セタン価向上剤などがあり、広く海外では使われている様です。 BDFは植物性であり、特に酸化を受けやすく、また…
先日報告(6月17日)の様に、Dry-Process(乾式)の吸着剤を交換して( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/4926984.html )、本日はその精製処理を行いました。 Dry-Process(乾式)処理前の粗製BDFフィードは、エステル交換反応…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)に興味があり、自ら製造し使って見たいけど、装置が4~5百万もするのでと、BDFを自ら製造することを諦めていませんか?? BDF製造は、確かに危険な薬品(メタノール、NaOH/KOH)類を使うので…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)と軽油の燃費(マイレージ)比較をされたことがありますか? 時々やれBDFの方が、マイレージが良いとか、或いは軽油の方がと言う意見が錯綜しています。 個人的には、正確な実データはないのですが、ほぼ…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の精製工程の簡素化、スピードアップ化(効率性)、それに何より環境に優しいECOの観点から、従来の水洗法からDry-Process(日本では乾式法?)に、世界の主流は、この2~3年でほぼ完全に、…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)が生み出すエネルギーなどの評価は、そのBDF製品が持っている(現状)価値で見る例が多いが、更にBDFが出来るるまで(過去)の費用やBDFを使った後の処理費(将来)のコストなども含めて、全体で捉…
今回は、Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)を製造を行い、その際実施したテストのうち、滴定法による酸価(AV)値のと簡易転化率テストについて、今回は実例を用いて、紹介します。 先ずは、酸価(AV)値テストです。 方法は以前紹介したので、そこを参照下さ…
キャンドル・ナイトでキャンドルの話題が出たところで、続けて、ここではBiodiesel(バイオディーゼル;BDF)をディーゼル燃料としての使用ばかりではなく、キャンドルやランプ燃料としても使えると言う紹介です。 BDFと石鹸については、既にその相互関連をい…
最近各地で、キャンドル・ナイトのイベント行事が行われ、ポピュラーになりつつあります。 我々も、先日6月19日に、キャンドル・ナイトのイべントを行いました。 活動の目的は、ECO活動、CO2排出削減などであり、今回で3回目の開催です。 でも、キャンドル・…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の副生グリセリンは、総て全量バイオ・グリセリン石鹸(Bio-Glycerin Soap)(添付写真)として有効利用しています。副生グリセリンを主原料として出来るベース石鹸に対して、各種添加剤を加えることにより、様々の異なった…
BDF(バイオディーゼル;Biodiesel)を自ら製造している場合、当然BDFの品質確認は重要ですし、当事者としてよれなりに関心があり、実践されていると思います。ましては、BDFを外販している場合は、なお更だと思います。 でも、100%BDFを業者から購入し、…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の精製は、水洗法ではなく、処理廃水の出ないDry-Process(乾式)で、実施していることは、以前紹介しました。 Dry-Processは、前段の吸着剤2本のLead-Lag構成と後段のイオン交換樹脂による2本のLead-Lag構成とから構成さ…
Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)関連情報を日々、皆様は何処から、どの様な情報を入手され、活用されていますか?? BDF(&Soap)関連情報といっても、範囲は広く、ここでは一応BDFを製造するのに直接、或いは間接的に必用な処理装置、処理方法、分析法、…
バイオディーゼル(BDF)って、植物油とメタノールとからエステル交換で出来るバイオ・ディーゼル燃料だけと思っている人、信じている人など,いませんか?? バイオディーゼル(Biodiesel)とは、生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料の総称であり…
バイオディーゼル(BDF)製造で、石鹸分の処理やトラブル(配管やイオン交換樹脂等の詰まり、エマルジョンの発生など)を経験されていることだと思います。特に、廃油を使い(脂肪酸が存在する為)、アルカリ触媒(NaOH,KOH)を使う限りは、必ず石鹸分(ソー…
通常、我々がバイオディーゼル(BDF)用に最適と考えている油脂は、定温で液体の大豆や菜種油、米油、。。。などです。 一方、石鹸、特に固形石鹸の原料は、ラード、牛脂、パーム核油、ココナッツ油。。。など、定温で固体の材料油脂を用います。 これらの、…
廃油(WVO)を使ってバイオディーゼル(BDF)反応を行う場合、滴定法などで酸価(AV値)を求めないことには、使用するWVOがどれだけ酸化しているのか、更にドレだけアルカリ触媒(酸性触媒も)を使うべきか、何も答えが出ない。 日本に於いてBDF装置メーカー…
使用済ラードが無かったので、石鹸用に使っている新ラードで、初めてBDFをテスト・バッチで作って見ました。原料のラード500gとしました。 目的としては、日本ではBDF作りに嫌われ者のラードですが、米国ではラードや牛脂の余剰残油脂も多く、BDF用にか…
バイオディーゼル(BDF)反応を行うにあたり、各段階での分析チェツクは重要であることは議論の余地が無かろう。分析なしでは暗闇を歩くのに等しい。 この分析も簡単なもので、毎回使うものから、高額で、コスト的に毎回行えないものまで幾つか存在する。 次…
セタン価はディーゼルエンジン、オクタン価はガソリンエンジンのノッキングなどの燃焼特性を示す指標であり、規格値です。 ガソリンエンジンは、燃料と空気の混合ガスを圧縮して、プラグ発火で燃焼爆発が起こるのに対し、ディーゼルエンジンにはプラグはなく…
BDF(バイオディーゼル)燃料はECO的と言うことで注目されて久しいのですが、いまひとつ一人前のディーゼル燃料として認知されていないのは、事実です。主な理由は、下記だと考えます。 ①寒いと固まるし、冬は使えない!⇒解決策:軽油より寒さに強いBDF燃料!…