Biodeselバイオディーゼル;(BDF)反応の2段目の反応速度は速い!!

本日は、前回の40バッチ( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/6151698.html )に引続いて41バッチ目を行いました。
 
反応、特に2段目の反応測度は驚異的な速さでした。
 
下の写真は、この反応率のテスト結果です。左から
① 1段反応15分で停止時直前の反応率テスト結果、未反応油残あり。1段反応は、以降殆ど進展しない。
  10分程度で充分であった。
 
② 2段反応開始5分の反応率テスト結果(中央)、既に未反応残は無い状態。通常の状態なら、これで停止してもOK.
  尚、試験管外部の白い粉状のものは汚れによるもの。
 
③ 2段反応15分後の状況(確認の為)、Intensified Test 結果もOK,反応は、完璧に終了している。
  このテストでは標準より多くBDFサンプルを投入するので、、②に比べて、BDFの色が濃い状態となる。
 
従って、今回は2段反応は、15+15分の計30分であったが、
通常程度の反応率であれば、15+5分の20分以下になることが予想される。
 
特に、2段反応が5分で終了しているのは、驚異的な短さであろう。
更に、短時間へのトライも可能かも知れない。
 
1段反応も時間をかけても進展しないので、
1段反応は最大10分程度、2段反応は5分の、反応時間の総計は最短で15分程度で完了する
見込を得た。
 
1段反応終了時のグリセリンの回収 20分分、2段反応は15分程度、メタノール回収40分ですので、総計では、10+20+5+40+15=90分程度で、
2段反応及び反応後メタノール回収を含めて、90分程度となります。
通常の1段反応だけでも、この時間ではとても終了しないと思います。
 
2段反応がどうして、この様に早いのかは
① 2段反応により、グリセリンの除去とメタノール+触媒の追加による処が主な理由である。更には、
② 原料油(WVO)とメタノールとの不溶性を改善いていることであろう(即、反応を開始している)。
 
イメージ 1
 
BDFを製造されている方、皆さんの反応時間はどの程度でしょうか??? 
是非、実際に最短の反応時間にチャレンジして見ては如何でしょうか??
勿論、反応転化率も随時確認しつつ、。。。。
 
では、また。
 
追加)
①今回の内容に興味がある方、団体・法人は直接お問い合わせ下さい( hirai476@yahoo.co.jp )。
 尚、お問い合わせの前、下記を必ず参照ください。
②反応時間の短さばかりではなく、反応収率も極めて高かった(原料油100Lに対して、粗製BDF109L)でした。
 粗製BDFとは、Dry-Processに掛ける前のBDFを意味しています。
③作業時間の有効利用と言う事で、BDF反応と併行して、40バッチ目のDry-Process処理(100L)及び石鹸作り(2Batch分)を実際は行いました。
 
以上