小型・高精度水分計の購入依頼を受け、代理購入しました!!

今回は、小型・高精度の水分計の購入の紹介です!
 
これまで何度も述べてきたと様に、バイオディーゼル原料(WVO)中の水分管理は、反応条件を決定する重要因子です。
 
同様に、バイオディーゼル(BDF)製品中の水分量の管理と把握も、エンジントラブルや酸化防止などの観点から重要因子となり得ます。
 
前者は、通常の反応条件では、最悪でも1500PPM、出来れば1000PPM程度まで、各種手段を使い低下・乾燥処理が必要です。
後者は、規格では500PPM以下となっていますが、確実に、これ以下のレベルにしましょう!
 
水分計としては、小型で、かつ高精度のSandyBrae Lab.,Inc.製の水分計がお勧めです。
。。。。というか、これ以外に、個人や小規模BDF生産者の予算やニーズに合致する製品はないと思います。
 
現在では、米国のかなりの大手企業でも、小型・分析が簡単で、早いので生産現場工程管理用として、かなり使われています。
但し、BDF外販業者の品質保証値(ASTM)としては、使用できません。最終的には、分析ラボ等で、ASTMで規定する方法(カールフィツシャー法)で分析を行い、かつ外販業者の品質保証責任者が品質保証をする必要があります。他の規格項目も同様です。
 
内容紹介や使い方については、昨年5月の本Blog紹介記事があります。
先ず下記を参照してください。 
 
今回は、極く最近、ある既存BDF製造者の方よりの依頼で代理購入しましたので、皆様のご参考までに紹介させていただきます。
 
今回購入したのは、この分析器具一式(器具本体、試薬と溶剤、試薬分包袋カット用はさみ、防具眼鏡、手袋、サンプル器など)と追加試薬セット1組です。
 
余談ですが、彼らはBDF製造装置も同様ですが、米国では、機器を販売する時には、直接は必要ない備品までも付けてあります。今回は、手袋、眼がねなどの安全具類です。
BDF装置の購入時は、同様の安全具、滴定セット、前掛けなど。。。です。
 
本題に戻ると、標準キットでも、50回分の分析が可能です。追加試薬セットで、更に50回分と言うことで、100回分析できます。
価格は、本体デラックス・セット(209$)+追加試薬セット(60$)で、現在の円高状態では、為替レートは1$=85円強でしたので、合計価格は22,986円でした。
 
下記の写真下が本体写真で蓋を外した状態です。デラックス・セット(209$)です。
同じタイプを現在使用中です。アナログではなく、やや高価ですが、デジタルタイプもあります。
試薬は、写真上部中央箱の中です。
写真の安全眼鏡の左右ボトルが溶剤です。同様に上部の左右のボトルです。使い捨て手袋が見えませんが、ハサミの下の箱内(Poly)にあります。
 
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他に別途送料が掛かります。
試薬に、化学薬品のカルシウム・ハイドライト、及び芳香族系溶剤が含まれている為、危険化学品扱いとなり、通常の航空便送料に比べて可也高価です。
 
今回は、Fedex便で自宅配送で250$(21363円)でした。
従って、直接の合計購入原価は、519$(44,349円)でした。
成田飛行場留なら、送料は100$は安く150$とのことでした
成田の近くなら、ご自分で成田まで取りに行った方が、良いかも知れません。
 
従って、今回の購入者の場合、1回の分析費は、443円となり、
これで水分量が正確に計測できるなら安いのでは??
と思います。
 
本体は、何年も使えますので、次回以降は、単価は半分以下となります。
薬品は国内でも、化学品試薬商社などから、購入可能です。購入品は分封されているので、使いやすい利点はありますが。。。。
 
この送料設定は、未確認ですが、国内なら、何処でも同一価格だと思います。
また、追加試薬セットや、複数本体購入のケースでも、送料は余り変わらないはずです。
同様に、未確認です。
 
注文と同時に上記費用を払えば、1週間程度で入手可能です。
 
何時までも、水分量を計測しない状況が継続すると、そのうちにエンジントラブル等も起きないとも限りません。ご注意を!
本製品は、ご自分で直接購入も可能ですが、もし不安なら、当方にご連絡下さい。
 
今回は、水分計購入の概要を紹介しました。
 
では、また。。。。
Joe.H
 
追伸)
 1)上記Blog記事は、一般公開情報です。
 何かコメント、ご意見、及び質問等具体的な相談のある方は、
 下記メール・アドレス宛へ直接ご連絡下さい。
 可能な限り対応させて頂きますので。。。。
  尚、お問い合わせの前、下記を必ず参照ください。
 
以上