続)最近、バイオディーゼル(BDF)簡易転化率キットを希望の方が増えています!!

本Blogの文字数の制限から2部構成です。
 
からの続編です。
上記からお読みください。
 
測定サンプルのBDFは如何なる工程・濃度でも測定できます。サンプル中に、(過剰)未反応メタノール、及び石鹼分、水分、グリセリンなどの副生物が含まれていても、定性的な分析はできます。尚、グリセリンや未反応油が多く含まれている反応初期のサンプルでは、分析結果は濁った状態となる場合がありますが、問題ありません。底に液が分離しているか、否かが転化率の判断基準です。正確な定量分析の場合は、混入副生物の量的な補正が必要なります。
 ・原料油脂の種類は、通常の天ぷら油、サラダ油系を対象としています。即ち、菜種、大豆、コーン系の新油(及び廃油)からのBDFを分析サンプルとしています。牛脂、ラード100%、及びひまし油など特殊な成分割合、構造の脂肪酸を含む油脂からのBDF分析結果は未検討です。
  ・水洗法で精製処理中は、水分が極端に多く、水分と試薬との溶解度の影響から誤差が生じますので、使用を控えて下さい(未検討)
 
 
       その他注意事項
 ・   分析試薬(A)は、有毒(猛毒)・揮発性の液体混合物ですので、使     用後は速やかに試薬の蓋をし、直射日光のあたらない、冷暗所で      保管下さい。
   長期の保管後の使用は、誤った分析結果となります。ほぼ1年間が有効期限です。蓋の開け閉め、保管状況により、試用可能期間は前後します。
   試薬が肌に直接触れた場合は、速やかに多量の水で洗い流してください。また、眼などに入った場合は、水で洗浄後、速やかに眼科医に相談下さい。誤って、飲んだ場合は、致死量に達すれば、死に至ります。専門医に相談ください。特に、保管場所は子供などが直接触れない様にしてください。
   静電気を含めて、火気は充分注意下さい。揮発蒸気は、空気より重く床に漂いますので、空気の流れの良い場所で実施下さい。炎は薄いブルー色,眼に見え難い状況です。ガス濃度によっては、爆発の危険性もあります。充分ご注意ください。
                                       以上