小型バイオマスガス化装置の自作(DIY)キットが再度、発売開始です!!

  国内販売代理店として取り扱っている米国APL(All Power Labs)社の小型バイオマス発電機には、
下記のBlogs記事、他で紹介済の様に、小型バイオマスガス化発電機(PP20、及びPC20)の2系列製品があります。

https://joeh.hatenablog.com/entry/19791917

これら製品は、コンパクトに、ガス化装置+ガスエンジン発電機+制御装置を纏めたバイオマス・ガス化発電製品(ALL-INーOne)です。勿論、製品としての完成度も高く、単にバイオマス発電をしたいと云うユーザーには,最も好ましく、必要充分な製品です。
 
この様な状況から、当方に最近問合わせも多く、注目の製品です。
 
但し、一方
 
1) ガス化装置を別のガスエンジン発電機と組み合わせたい
  又は、国内ガスエンジン発電製品を使いたい,既に保有しているガスエンジン発電機を使いたい、。。等々
 
2) ガスエンジンを発電ではなく動力として使いたい。
   各種動力用として、例、ポンプ動力用、機械類動力、他等
 
3) 現代版のバイオマス自動車・トラック(木炭車)、バイオマス・エンジンボート等を作り、運転したい
   海外では、例も少なくありません
 
4)バイオマスガス燃料で、発電の他、一部の合成ガスを使い炊事用,風呂用,暖房(冷房)用ガス燃料(都市ガス、LPG代替バイオ燃料)として使いたい。更には、バイオ(焼肉)レストラン等もあり???
 
5) ガス化装置を中心としたバイオマス関連のOEM製品を作り、外部販売したい
 
   又は、ご自身の新アイデアを盛り込んだバイオマスガス化関連の応用新製品を作りたい
   燃料電池、マイクロガスタービン,合成液体バイオ燃料へのガス供給???
 
6)他
。。。
等の目的の方にとっては、
 
上記PP20/PC20製品の様な一体型,完成品のガスエンジン発電機は、都合が悪かったり、
不必要なものまで含まれていると感じられていると思います。
 
この様な利用者(顧客)、研究者、自作(DIY)派,新規事業者(ベンチャー)にとっては、
今回は朗報のニュースです。
 
今回、GEK キットが装いも新たに再発売されました。
 
キットと云うと誤解され易いのですが、バイオマス・ガス化装置本体を作るキットではなく、ガス化装置を組み込んだ応用製品を作る際の一つの最重要部品としてのガス化装置です。
以下の説明の様に、ガス化装置部分は、その制御機器を含め完成品であり、稼働できます。
組み立てキットではありません。
 
以下説明です。
実は、APL社は、2008年から、元々小型バイオマスガス化装置キット部品を大学等の研究向け、或いは自作派(DIY)向けのGEKキットとして部品(Components)のみを販売する集団(会社)でした。
この時は、正にガス化装置部品であり、完成品ではありません。
 
この様な状況で、既に300セット以上ものキットを世界各地に販売済です。
 
下記がその当時のキットの写真です。
これは、正にガス化装置本体とサイクロンの組み立てキットです。
これだけでは、ガス化装置は稼働しません。
 
現在のガス化装置とは、炉の形状も、構造も、そして材質も異なります。
写真のキット(Version-1)は鉄製ですが、現在の新GEKキット(完成品のVersion-5)は全てステンレス製へグレードアップ済です。
 
イメージ 3イメージ 4イメージ 5
 
その後、一般顧客から、ガス化装置に発電機を組み込んだ完成品ガス化発電機の提供の要望もあり、現在の主力製品PP20/PC20発売(最後の2台の写真)に至っています。
 
従来のGEKキット(Version-1)は、古い設計のガス化炉であり、PP20の技術革新に追従できなく、最近では、この2年間程、GEKキットは販売を停止した状況でした。
 
バイオマスガス化の研究者、大学、或いはガス化製品の自作派等からは、従来よりキット販売の要請は継続的にあった様ですが、。。。
これまで技術変更の頻度が多く、ALP社の会社規模では、キット販売まで手が回らなかった状況だった様でした。
 
彼らのガス化技術開発・改善も、すでに安定し、完成度も高まっています。
現在の製品は,すでにVersion-5です。
 
そこで、Version-5のPP20と全く同じガス化装置+制御機器を組み込み、但し、ガスエンジン発電機+ガバナーを除外した製品を新GEKキットとして、再販をはじめました。
 
下記が写真です。
イメージ 2
 
別添付の下記PP20/PC20と比較下さい。
右側の白っぽいボックスは、複数台の同期制御機器(英国DeepSea社製)ですので、これはGEKキットに標準では付いていません。新キットは、PP20のガスエンジン+ガバナー+発電機を取り除いただけで、他は全くPP20同じ完成品,即稼働製品です。
 
キットと云っても、従来の組み立てキットではありません。

完全なガス化・発電装置ではなく、完全なガス化装置の新製品発売
と云う感じの製品です。
 
即ち、ガス化装置(反応炉)の他に、原料投入用ホッパー、、固体ダスト除去用のサイクロン、タール、ガス用クリーニング・フィルター設備、電動炭取り出し機(スパイラル式Auger)、及び炭溜めタンク,煙突スタック、スキッド台付き。。。そして、自動化制御用コンピュターと酸素センサーも付いています。
  
イメージ 1 
価格は、All-IN-ONE製品のPP20の60%程度だと思われますので、可なり安価です。。
 
自作(DIY)派、或いは大学や企業内で小型ガス化関連商品を検討されている方、
興味があれば、下記にご連絡ください。
ご要望があれば、当方で輸入しますので。。。
追伸)2017.01.01
 
1)今回紹介のガス化キットでは、或いはPP20でも、本格的な小型バイオマス発電を行い、売電(FIT)ビジネスを行う等は殆ど無理です。
仮に、この様な小規模の売電を望まれているなら、下記最新LiPROガス化発電装置がお薦めです。
この装置なら小規模売電ビジネスも可能です。また、自動化されていて人手も不要で、高真理性・高稼働率です。 勿論、価格はアップしますが、自動化システムで、常時24時間/日、7日/週の連続運転稼働ができます
 
2) バイオマス・ガス化発電なら、このホームぺジをご覧ください!!
バイオマス,特に固体バイオマス原料を使いFIT発電に興味があれば、本Blogでも数々紹介・解説してますが、先ず本Blogの姉妹H.P.の下記を参照下さい。小型のAPL(18KW),LiPRO(50KW),中型INSER(500KW),大型FPT(~5MW)迄、どの様な規模でも対応できます。

 
追伸)終了
 
。。。。と云うことで、
今回はAPL(AllPower Labs)社から再販される最新バイオマスガス化装置キット(GEK)の紹介でした。
 
では、また。。。。
Joe.H
 
追伸)
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