小型ガス化発電装置の国内(開発)販売代理店と開発元(APL)写真紹介です!!
米国の小型ガス化装置メーカーALL POWER LABS(APL)の国内代理店になったことは、前回下記で紹介しました。
先週、この件で、APL社を訪問してきましたので、今回は写真を中心に同社、製品等を紹介したいと思います。
PC業界のMicrosoftも30-40年前は、この会社の様な、或いは更に小さなベンチヤ‐企業でしたから!!
従って、彼らだけでは、企業規模から世界中の小型ガス化発電市場をカバーできないし、そうしようとも考えていません。地域毎の代理店に販売、サポート等を任そうと言う考えの様です。
そこで、この度、我々グループ企業が対応することになりました。
先ずは、写真でAPL社の紹介です。
大学町のバークレイの下町の古い工場街の一角にあります。
下記2枚の写真は、同社の主力製品(PP20)の出荷前の状況です。
最終調整・テスト等が行われています。
一応、20KWタイプですが、通常運転は、60サイクルで18KW、50サイクルでは15KW程度です。
下記右側写真は、出荷用の木箱に収まった製品です。
左の大きな箱は、最新20KW(PC20-CHP、写真左側)の本体とその上部のチップサイロ(中央)です。
(注釈:旧PP25は、その後PC20/PC20-CHPと言う機種として販売されています。特徴は、基本は同じですが、エンジン排ガス清浄化対応、防音対策、排熱利用(オプション)、系統接続標準等で、電気出力もPP20と同じです)
右側はPP20本体の出荷用木箱です。
出荷は航空便、船便どちらも可能ですが、通常は早いので航空便の様です。
カルフォルニアは、雨は殆ど降りませんので、新製品PC20の調整は屋外で行っていました。
この新PC20は、PP20と殆ど同じ部品類を使ってますので、新製品ですが、安定した製品であろうと思われます。
ガス化炉本体、制御コンピューターは、PP20と全く同じです。エンジンも同じGM製産業用3000CCのガス・エンジンです。PC20用エンジン・発電機は同じです。他に、ホッパーサイロへの原料供給もコンベアー付(下記添付)となっています。
尚、このPC20/PC20-CHPは、主にEU向けに、売電用(FIT)に開発されたものですが、我々も希望があれば、購入できます。但し、納入は来年4月以降となります。
この装置3セットがあれば、50KWの小型バイオマス発電ビジネスが開始可能になります。
最近国内に紹介されているEU(ドイツ)から海外輸入某システムでも、高価で5000万円(??)とかする様ですので、これに比較すれば、かなりお買い得です。
勿論、純国産機であれば(あるか,否かは不明)、例え、存在しても、この価格以上であることは間違いありません!?
下の写真は、大学と政府補助金付きで、2年ほど前に開発した100KW用のガス化発電装置で、20フィートコンテナーに納まった状態です。
写真は、横側の扉を開けた状態のガス化装置で、エンジン、発電機は奥側にあります。
商品化、発売時期は未定です。
同社は、金属板を購入して、エンジン以外は全て自社で製作しています。
この為、旋盤、溶接機等も保有し、使用しています。
従って、何か問題が見つかると、即改良・製作・試験テスト等ができる体制となっています。非常に小回りがきく会社です。
右側写真は、これまで製作してきたガス化装置試験炉の数々です。左側から右へ進化している様です。
当初はスティール製(左側)でしたが、現在はステンレス製(右の2ヶ)です。
下記は主力製品PP20の稼働写真です。
発電した電力は、写真のドラム缶の投入ヒーターでお湯を沸かしていました。電力メーター(ドラム缶の直ぐ右横)は15KWでした。
尚、右写真は、そのガス化原料として使っていたナッツ・シェル(クルミ殻)です。
殻は大きさが適当で再粉砕も、乾燥も不要でそのまま原料として使えます。
下記左は、ガス化後の残差物のチャコール(炭、Char)です。
農業の肥料用、堆肥の一部として使えます。
右側はガス化炉出口のサイクロンで回収した細かな炭粉です。
以上で、APL社の製品(PP20、PC20)の紹介写真は終わりです。
同社の製品は、過去3年ぐらい前から、本Blog記事で紹介してきました。
他にも、世界には小型のガス化発電装置は販売されていますが、
1)ガス化装置・エンジン・発電機一体型、
2)コンパクト、高性能
3)自社開発制御用コンピュター付、
4)出荷量(500台)多い、等、
5)低価格
。。。と言う製品は、私の知る限り他にはありません。
この町にも、APL社の強敵になるであろう小型バイオマス発電機メーカー(ENTRADE ENERGY社)が出現しました。
すでにナスダック上場に上場し、投資資金を集めています。
日々,新しいベンチャー企業が出来て、世界の人材,資本が集まる所ですから、別に驚くことは無いのですが、下記装置写真を紹介します。
右側のガス化装置が、左のケースの中入ります。
この製品も、ほぼAPL社の製品と同じ能力の発電機ですが、デザインが洗練している為か、高価格です。
追伸)2017.01.10
顧客の状況により超大型から中小設備まで提供まで提供できます。
先ず、本来の本格派売電ビジネスを行う場合、下記の様な設備が必要です。
です。他に、
3)小型LiPROガス化発電装置は、主にバイオマスガス化発電の啓蒙活動の一環です。従って、可能なかぎり低価格設定での紹介販売に努めています 但し、小売電派向けに、バイオマス・ガス化発電機(LiPRO/HKW50)も、分散型、地域密着型の本格的な小型機(50KW)として普及する!!? と思います。小規模売電(FIT)向きに、完全自動化、24時間/日、7日/週運転可能です。
4)同じ小型、低圧発電なら、コンテナ搭載小型メタン発酵設備も、欧米では注目されだしています。
特に、水分の多い、家畜の糞尿、食品残差、農業残差等を使い、微生物の力を使いメタンガスを発生させガスエンジン発電を行うことも比較的簡単に可能です。全てAll-in-Oneで、コンテナー内に納まっています。興味があれば、下記を参照下さい。
以上の記事は下記のホームページにも掲載されています。
追伸ーEnd)
以下、余談です。
1) 最近、同社の近くのシリコンバレーで流行っている机に座らず、立って仕事(STANNDING DESK)をする風景です。同社の従業員は殆どこのスタイルです。
写真では解らないのですが、立ちているばかりか、更に、バランスの上に乗っている人もいます。
効果は、もちろんダイエット、居眠り防止(?)等だと思います。
この様に立って事務作業、コンピュター作業をすることは、古くは英国のチャーチル首相もしていたと言う情報があります。
日本でも、どなたかトライしてみてはいかがでしょうか??
特にダイエット希望の方、ランニングやジムに通わなくて済み、1石2鳥だと思います。
2)次は米国の軽油の値段です。
下記の写真を見てください。
下記はシェブロンのガソリンスタンド(サンフランシスコ郊外のワインで有名なNapa)の販売価格です。
価格は、場所やスタンドにより変わりますが、見ていただきたいのは、ガソリンと軽油の価格差です。
ご覧の様に、1ガロン当たり46セントも軽油の方が、米国でも高価です。
因みに、レギュラーガソリンは、1ガロン3.43‐9/10$(1L当たり104円)です。この店は、ブランドと場所柄から、高めの価格設定で、通常は100円前後です。
1L当たり、14円も高い計算になります。この差が51~52セント(16円/L)もある処も少なくありません。
日本では、逆で軽油に比べて30円程度ガソリンが高い例が多いと思います。
これらは全て日本の高額なガソリン税が原因です。
翻って、日本は、BDFも、ガス化発電も、残念ながら後進国です。
今回は、日本国内,及びアジア地区(輸出)代理店となったAPL社(ALL POWER LABS)の製品写真の紹介でした。 近く、国内にデモ機も設置されます。
大型のバイオマスガス化発電までは勇気がない、資金もない、或いは必要性もない。。。
小型なら導入も、或いは、少なくとも検討をしたい。。と言う方、興味があれば、下記に直接お問い合わせください。
では、また。。。。。
Joe.H
追伸)
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