注目の最新中小型連続式廃プラ油化装置の紹介です!!

  今回は、最近大(再)注目の中小型廃プラ油化装置の紹介記事です。

製造メーカーはドイツBIOFABRIK社の製品で問い合わせ先は下記です。

http://www.biofuels.co.jp/page7.html

 

尚、これまで油化装置については、過去にも紹介済みです。

廃プラ油化ビジネスが現在大注目です!!?? - JoeHのブログ

廃プラ等の廃棄物原料を使う油化装置の導入、その利用法と限界について、考えよう!!!! - JoeHのブログ

その他、廃プラ及び廃タイヤ等の熱分解については、下記の中段(2)触媒熱分解液化(廃プラ油化/廃タイヤ油化)法』の項参照下さい。

http://www.biofuels.co.jp/page4.html

 

 さて今回の紹介の新製品は、基本的には、下記写真の様なコンテナ―仕様の製品で、分散型廃プラ油化処理機であり、廃プラが発生する場所、或いはその近辺での油化処理を行う機器で、最新のドイツ製品です。

日量1~5㌧程度迄の中小型油化装置は、殆ど通常バッチ方式ですが、この本製品は小型ながら(日処理量1㌧から1㌧刻みで処理能力増可能)完全な連続自動化方式です。

 

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尚、この油化装置の内部構成の概略を示すのが、下記のフロー図です。

先ずは廃プラの粉砕機①でチップ化します。この粉砕機はオプションで、粉砕処理が不要で、チップ状の廃プラが得られる場合は不要です。

次に、チップはバッファー(容器)②に一旦収納されます。直接チップを投入する場合は、必要に応じ原料供給をバッチ的に投入します。

それ以降は、連続的に投入槽③を介してチップは油化装置④に供給され、油化処理されることになります。分解炉では、高温(~500℃)で分解され、高温ガスと炭・無機物は分離器⑤で分離され、分解ガスは冷却器⑥、⑦で順次冷却され、最終的に得られた熱分解油はフィルター・ポンプ⑧を介して装置外に排出されます。熱分解装置は以上迄です。

その後、更に分解油はタンクに一旦貯められ、そしてボイラー燃料用等として外部販売も、或いはその場でディーゼル発電(別オプション)用燃料油としての利用も可能です。熱分解時に発生するガスは、熱分解炉の加熱燃料としての利用の他、余剰の熱分解ガスは併せて、(Dual-Fuel)エンジンなら、(油+ガス)燃料としても使用できます。不要なら大気放出⑨されます。全体制御用の制御機器⑩も付帯されていて、遠隔監視も可能です。

 

尚、この油化装置は、1ユニット当たり、毎時(40kg)(日量約1トン)を処理し、廃プラ(PE/PP/PS)から、毎時40L程度の熱分解油、及び毎時2Kg程度の炭(及び無機物)が得られます。

即ち、本油化装置では、1Kgの原料(PE/PP/PS)で、1Lの熱分解油ものエンジン・燃焼用燃料油超高収率に得られます。

更に、得られる熱分解油は単なる熱分解油ではなく,、小型船舶用のMDO(Marine Diesel Oil)の燃料基準(EU)に合致した硫黄分を含まない船舶用燃料(A重油相当)が高収率100%(L/Kg)も得られます。

 

従って、軽油重油等とブレンド処理を行うことなく、本熱分解油(MDO)100%ディーゼル発電が可能です。軽油燃料仕様のディーゼルエンジンでも使用可能と思われます。出来れば、長期間の信頼性等から、現状軽油・A重油仕様(小)中大型ディーゼル・エンジン(発電機)用の燃料としての使用が望ましいと思います。

因みに、本熱分解油は、同じ量の天ぷら廃油・パーム油の1.1~1.2倍もの発電が可能の見込です(熱量差、粘度・燃焼性差)。この結果、1KWh当たりの必要燃料、価格が10~20%低下出来ることになり有利です。

 

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下記写真は、1ユニット構成(毎時40Kg,日量1トン)の処理装置がコンテナー内に納めた写真となります。

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 下記は、40フィートコンテナ―に納めた最大構成であり、5ユニット構成(日量5トン)構成の例です。これを更に、並列設置すれば、日量、10㌧、15㌧、20㌧、。。と大型化も可能ですが、本設備の目的は、中小型・分散型用途であり、余り大規模な構成はお薦めできません。

 

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尚、本設備は、彼らの販売戦略から、通常の売り切り販売の他、ライセンス料付の割引販売方式もあります。

1.標 準:1年保証、通常の単体設備販売、ライセンス料なし

 この売切販売の標準本体価格に対し;

2.パートナー:2年保証、標準価格の70%、及びランニング・ライセンス料(対分解油販売額の10%) 

3.プレミアム:2年保証、標準価格の50%、及びランニング・ライセンス料(対分解油販売額の25%)

4.上記の各価格は、日量2トン処理なら1.5倍、日量3トン処理なら2倍、日量4トン処理なら2.5倍、日量5トンなら3倍程度の価格設定となります。

等のオプション選択が可能であり、海外製品のサポートに不安な方は、上記2,或いは3を選択すれば、安心ですし、当初の投資額は少なくて済みます。

但し、長期に廃プラ油で利益を得たいなら、多分ランニング・ライセンス料不要の1の買取方式が有利と思われます。一応、彼らの分解油の想定販売価格は50円/L(40Euro-Cent/L)程度の模様です。

 

尚、同社の製品には、上記廃プラ油化装置の他、各種製品(廃プラ洗浄装置、廃油蒸留装置、脱硫・脱塩素装置、ディーゼル発電装置、ガス化・熱分解装置等)も同じ設計思想で製品化され、また順次他の製品化も計画されています。

下記写真はその一例の小型自動連続油蒸留装置です。

この装置で、日量3000Lの蒸留が可能です。この装置も連結すれば、6000L/日、9000L/日、。。と処理能力アップが可能です。

蒸留温度(Cut-Point)も任意に設定でき、かつ連続蒸留が可能です。通常は廃石油系燃料油類、車両用燃料油類、及び廃潤滑油類等の再生・精製処理が出来ます。

必要なら、廃プラ分解油も蒸留操作で、灯油、軽油重油類等に分けることも可能です。揮発温度による分流・分離操作に加えて、固形分(スラッジ、金属摩耗粉)も分離可能です。

 

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注目の本廃プラ油化装置、及び廃油蒸留装置は、EU(ドイツの他、イギリス、スペイン,な等)、米国、東南アジア、中国及び中東・アフリカ地域でも販売されつつあります。

現状、発足間もない中小のStart-Up企業ですが、今後、潤沢な資金・優れた技術力に加え、有力販売パートナーを得て、急速に販売増が予想されます。

 

現在、本油化装置,及び蒸留装置等全ての独BIOFABRIK社の製品は国内代理店契約の製品です。

高効率の小型連続油化装置蒸留装置、等に興味がある方、或いはご質問がある方等、下記に直接お問い合わせ下さい。直接先方に問い合わせても、こちらに転送されます。

 

尚、この他にも、軽油相当の熱分解油が直接得られると言う中大型(年1万~2万トン以上)廃プラ油化装置メーカーもあります。

 
では、また。。。。
Joe.H
 
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