今や、BDF100%(B100)までメーカー保証しているディーゼル車もあります!!!
わが国では、まだBDF使用でメーカー保証が得られるのは、やっとB5(BDF5%混合)までですが、世界の先進国では、既にB10(10%混合)からB20へとシフトしているのはご存知だと思います。
BDF先進国のEU,米国などでは、今や多くのメーカーは、B20までの燃料使用を保証してきています。
翻って、わが国では、相変わらずB5までの状況です。現実は、このB5ですら、極く一部の利用に限られています。殆ど、B5も流通して無いと言えます。
理由はいろいろあります。
例えば、エンジンメーカー、石油会社のエゴ、政治的無関心さ、或いはBDFの品質の悪さ。。。等が原因だと思います
。

そこで、5%~20%の世界ではなく、いっきにB100(BDF100%)まで、任意の混合比の燃料に対して、メーカー保証すると言う会社が世の中にはあります。
もう、ビクビクしながら、自己責任でトラブル・リスクを背負いながら、B100燃料を使用する事は、今回紹介するメーカーのエンジンでは、無いと思われます
。

スウェーデンScaniaというメーカーです。日本ではあまり聞いたことがないメーカーです。
日本の日野ディーゼルに技術を提供してる様です。
下記がB100エンジンの紹介記事です。


上記は、同社のディーゼルエンジンと、そのトラックの写真です。
写真からは、BDF仕様か、否かは全く不明ですが。。。。。
通常のエンジンはB10まで保証し、B100仕様のエンジンは、当然0~100%BDFまでをメーカー保証しているそうです。
勿論、どの様な品質のBDF燃料でもという訳ではありません。
最新の同社のプレスリリース(下記)によれば、最強の16L/V8/580馬力のエンジンが加わる様です。
これで、同社は、5種類のディーゼルエンジンを発売したことになります。
馬力(HP)は、320~580馬力までの出力をカバーすると伴に、総てB100燃料で、EUの廃ガス規制(Euro-6)を満たしているそうです。
同社によれば、軽油に比べて、B100燃料の使用で、CO2が80%削減できると言うことです。CO2削減が100%ではないのは、BDFの原料生産、物流費、及びBDF製造エネルギー使用等をトータルに考慮しての純CO2削減量だと思われます。
同社は、このエンジを使った大型トラック、バス、及びディーゼル発電機等を製造しているディーゼルエンジン・メーカーです。丁度、いすゞの様な会社だと思われます。従って、乗用車用の小型ディーゼルエンジンは製造してないと思われます。
余り、わが国では一般に知られてないメーカーですが、国内の窓口の日本法人も在る様です。
但し、実は日経の下記記事によれば、好業績の優良会社との事です。
但し、国内で彼らのバスやトラックが走行しているか、どうかは知りません。
時々ベンツやボルボの大型バス等は見かけるのですが、。。。
何方か、大型ディーゼルトラックを使われていて、かつBDF100%で使用してみたいと思われている方がいれば、一度コンタクトされたら如何でしょうか??
今回は、B100燃料でも、規格に合致していれば、メーカー保証が得られる会社も、既に存在すると言う話題でした
。

特に、ディーゼル発電用エンジンは,上記を含め、B100燃料でメーカー保証が得られている例も幾つかあります。BDFは、燃料製造コストも高く、売電用としては、採算に乗りにくいと思いますが、。。。
但し、安価な燃料が入手できるなら、前述のScania社発電機の新古機が格安で国内にある様です。
勿論、都内近郊を除けば、国内どこでも稼動できます。
では、また。。。。
Joe.H
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