BDFグリセリン、廃油石鹸作りのレシピー作りの試作結果です!!
今回は、久しぶりにエコな石鹸作りにトライしました。
例えば、下記のBlogを参照ください。
今回は来週久しぶりにBDFグリセリン石鹸(BGS)、廃油石鹸作り教室の講師を依頼されていますので、事前にレシピー作りも兼ねて試作品を幾つか作って見ました。
先月のローソク作りと同じ場所です。
石鹸作りは久しぶり、ほぼ2年以上作っていないので、石鹸作りの感を取り戻すことと、通常は苛性ソーダベースのグリセリンを固形石鹸では使う(固化し易い)のですが、今回、入手できなかったので、苛性カリベースのグリセリンで作りました。
苛性カリ・ベースのグリセリンは、通常はその物性から液体石鹸に利用されていますが、今回は強引にも固形石鹸にトライです。
何度かは、失敗しましたが、できました。
失敗の原因は、固さが出ないことです。
何とか、石鹸作りで披露できそうなのが下記の写真です。
写真、上段の左から右へ、そして下段の左から右への順で説明します。
Sample#5;
苛性カリ・BDFグリセリン、ステアリン酸、ミリスチン酸のベース材料に苛性ソーダ水を加えてホットプロセスで作った例です。他にコールドプロセスなどもありますが、BDFグリセリンや廃油を使う場合は、ホットプロセスが最適です。
多少、柔らかめでしたが、ほぼOKです。
Sample#1~#4は失敗作です。
Sample#6;
次はグリセリンの代わりに廃油がなかったので大豆油(期限切れ)を使ったものです。廃油石鹸(油)は余り作ったことが無いのですが、要望でこのタイプも加えました。他の材料は量は異なりますが、同じです。ベース・オイル(廃油)石鹸です。
更に、最後にゼオライト微粉末を添加し、機能強化したものです。今回、ゼオライトはメキシコ製の天然ゼオライトを使っています(やや薄いブルーの色はゼオライト色)。ゼオライトは加齢臭等の除去機能とともに、石鹸の泡立ちもよくする効果があります。
Sample#7;
前期#6と同じ、ベース油石鹸ですが、機能強化材として、ピンク・クレイ(粘度)を使いました。石鹸の色はクレイの色です。クレイ添加で、肌毛穴の汚れを取ったり、石鹸の滑りが良くなるので、ヒゲ剃り石鹸などに向いています。
石鹸作りでは、クレイはよく使われる材料で、多種あります。色もいろいろ、石鹸の色付け材としても便利です。
Sample#8;
#5と同じ、グリセリン石鹸ですが、レシピー割合を変更して、硬いグリセリン・ベース石鹸です。今回の石鹸は、泡立ちの良い石鹸を第一優先でレシピーを考えています。泡立ちと硬さは、一般には両立しないのですが、そこが苦労のしどころです。
Sample#9;
#6と同じ油(廃油)ベース石鹸に、ピーリング効果を機能強化(グリコール酸)した石鹸です。
特に、女性に人気の石鹸タイプです。酸を添加するので、苛性ソーダを多少多めにしてあります。
。。。と言うことで、
通常は、更にパーム核油なども使うのですが、今回は省略です。
機能強化材は、前述のゼオライト、クレイの他に、蜂蜜も用意します。
過去の石鹸作りでは、他に柿渋、尿素なども使いましたが、今回は省略です。
最後に、必要に応じ各種香料を添加します。
出来た石鹸溶液は、型(モールド)に流し込み固まるまで待ちます。
上記のバラの花のモールドもその一つです。通常は1日ぐらい置く方が良いのですが、冷蔵庫なら2~3時間で型から取り出せます。
モールド(型)も価格の安さとデザインの豊富さから、今回は輸入しました。
今回は、テストですので、少量(全体で110~150g+水)作りました。上記の石鹸が2~2.5個程度できます。
。。。。。と言うことで、
来週の石鹸作りの前準備として、幾つかのタイプの石鹸を作って見ました。
石鹸作りの様子も紹介します。
では、また。。。
Joe.H
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