添付の2枚の写真、何だか解りますか??バイオディーゼル(BDF)関連です。正解も追加済です。

今回はクイズです!!
その1)写真の液体は何だか解かる方、ご連絡ください
答えとその根拠をお願いします。
WVO(廃油)からのBDF反応です。
尚、写真は、当方の提携先(顧客)から頂いたものです。
我こそ、BDFの専門家と自負されている方、或いは何方でも下記メール宛に応募ください。
正解者には、粗品を差し上げます。
正解発表は13日夜12時以降とします。
 
残念ながら、正解者がいられませんでした。この為、此方の用意した粗品も不要で助かりました。。。。。
と言うか、多少寂しい気もします。
 
正解
下記のBlog記事
で紹介した新型固体触媒を使い、廃油(酸価5程度)とメタノール(3+1モル)で製造したBDFと副製品のグリセリン溶液でした。
 
 通常のアルカリ触媒法だとグリセリンが濃い黒色の色素成分が含まれていますが、この固体触媒では、色は殆ど着きません(色素副生反応が起きない)。
 
廃油の持っている色素を除去は出来ませんが、殆どの色素はBDF側に残っています。
理由は親油性色素なのだと思います。親水性ならグリセリン側に溶解するはずですから。。。。
 
尚、写真のグリセリンは、少量のメタノールと多量の水分(を含んだ状態であることと、まだ触媒の使い始めの反応である為、不透明ですが、触媒の使用回数の増加に伴い澄んだグリセリンが獲られる予定です。
 
水分が2~3%以上(0.2~0.3%ではありません)含んでいます。加熱乾燥処理だけでもグリセリンの透明度は増します。
勿論、新油のグリセリン、或いは、このグリセリンを加熱乾燥+珪藻土(脱色)処理など簡単な操作で高純度透明なグリセリンが獲られる様です(新油なら更に高純度)。
詳細は一般非公開扱いです。
 
以上です
 
イメージ 1
 
その2)続いて、次は何用のイオン交換樹脂でしょうか??
MP(マクロポーラス)型です。
一見、Dry-Process用の様にも見えますが、。。。
同様に、解った方、使用目的を正解された方には、ご希望であれば、差し上げます。
但し、使用報告をいただける方、、守秘義務を守る方限定です
購入すると、1万円はします。
 
此方も正解者もいませんでした。
お陰でこの樹脂の嫁ぎ先も探す必要が有ります。良い縁談があれば、よいのですが、。。。
その前に簡単に樹脂の正解(用途)を含めて自己紹介をします。
 
この樹脂はいわゆるイオン交換樹脂ですが、BDFの精製や純水処理用のイオン交換樹脂では在りません。触媒専用の樹脂で、エステル反応専用(固体)触媒です。
 
反応がよりスムーズに進む様に、樹脂に大きな空洞がある特殊な構造をしています。
メーカーはハイポーラス水素(H)型と呼んでいる様です。
遊離脂肪酸(FFA)を直接BDFへ変換するエステル反応を行う為に、複製する水分を除去しつつ反応を進めさせれば、FFAは100%の油でも処理可能の様です。
 
この種の樹脂触媒では、米国のRohm&Haasの製品が有名ですが、此方は1kgで2万円もしますし、特注樹脂触媒で、1バッチで15トンも発注しないと製造してくれません。その他、各種条件付です。
 
前述の新個体触媒なら、エステル反応+エステル交換反応を同時並行反応できるのですが、此方はエステル反応専用と言うことで、多少遅れた感じを持たれるかもしれません。
 
でも此方の触媒を使い、
エステル反応処理が出来れば、強酸(硫酸)などの危険な薬品を使わずに比較的簡単に、充填塔処理で済み、残りのエステル交換反応は、別の専用固体触媒、或いは従来のアルカリ法のどちらでも簡単に対処可能です。
 
最近、高FFA油を利用したBDF製造を目指そうと言う方も居られると思いますが、新型固定触媒まで手の出ない方(規模も必要です)、此方で新たなエステル反応にチャレンジを行うのも一つの手法かもしれません
 
いつまで考えていても、何も進歩がありませんので。。。
但し、この樹脂触媒の再利用回数など未知な部分も多く、実用に耐えうるか、否かは保証の限りではありません。
 
前記、新固定触媒は、100%保証できるのですが。。。
 
 
イメージ 2
 
 
 尚、このBlogの前の記事の巨大なDryーProcessの立ち上げの記事は、都合により一般非公開としました。閲覧希望者は、当方にご連絡ください。
 
では、また。。。
Joe.H 
 
 追伸)
 上記Blog記事は、一般公開情報です。
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 下記メール・アドレス宛へ直接ご連絡下さい。
 非公開情報など内容によっては、お答えできない場合や条件付となりますが、
 可能な限り対応させて頂きますので。。。。
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