菜種油のマイクロバッチ製バイオディーゼルの無添加冷凍テスト結果です!!
期限切れ菜種油をマイクロバッチ手法で、エステル交換反応により、バイオディーゼル(BDF)を製造しました。反応速度は、驚異的な速さで5分+5分の2段反応で、かつ収率もほぼ理論量の100.3%であったことを報告済です。
( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/8479661.html ) (菜種油のマイクロバッチ、反応速度は驚異的)
この状況も報告済で下記を参照下さい。
( http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/8607637.html ) (添加剤冷凍テスト、冬季特性も驚異的)
上記、添加剤を投入する前に、無添加の冷凍テストを行えば、添加状態との比較もできたのですが、うっかりして、マイナス(-)8℃までで止めて、それ以下の冷凍テストをしませんでした。
以下、報告です。
右が、その菜種油製バイオディーゼル(BDF)残サンプル378gです。期限切れとは言え、未使用なので殆ど色がついていません。
冷凍庫で冷やし始め、第1回目の測定です。温度はマイナス(-)7.1℃でした。
全く変化なしです。
次は、マイナス(-)12.0℃の状況です。
同様にあまり変化がありません。サラサラです!!
次は、マイナス(-)13.7℃の状況です。
続いて、マイナス(-)14℃です。
このあたりで、特に固化や、膜等は発生してませんが、少し色が白みがかっています。
この当りの温度が、曇り点(CP)か、或いは、少し過ぎているのかも知れません。
まだ燃料フィルターの目詰まりが発生する状態とも思われませんが、目詰り点(CFPP)の近くかも知れません。
菜種油ベースのバイオディーゼル(BDF)のCP,CFPP値の公表値と比較すると、可也良いようです。或いは、下限値超えの良い数値だと思います。
因みに(単位:℃)
文献-1:CP=-3, CFPP=-6, PP=
文献-2:CP=0, CFPP=-7, PP=-9
文献-3:CP=-2 CFPP=-8 PP=-9
原因は、
反応転化率が完璧であったから??或いは、
たまたま原料油脂が良かったから??
なのかも知れません。。。
続けて、流動点(PP)はどの程度かを確認中です。
曇り点( CP)、目詰り点(CFPP)温度は、目視だけでは正確にはわからず、正規の測定が必要だと思います。
但し、流動点(PP)は、固化する直前の温度ですから、マイナス(-)14℃では液体の状態ですから、まだPPでは無いことは確かです。この値でも、文献値を上回っています。
続いて、現在、流動点(PP)の温度を確認中です。
(記事追加@10/18)
その後週末中、冷凍庫でサンプルを継続し冷やした状態で放置しておきました。
状況を10月19日(月)午前に確認しました。
右写真がそうですが、80~90%程度が柔らかな固化状態で、その温度はマイナス(-)19.4℃程度でした。
このことから、流動点の定義により固化点+2.5℃で補正すると流動点(PP)は、マイナス(-)17℃程度と考えられます。文献値などと比較すると、かなり良い冬季特性でした。
では、また。。。。。
Joe.H
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