エコ石鹸愛好者によるBioglycerin石鹸(BGS)作り講習会の様子です!!

バイオディーゼル(BDF)の副生エコ(ECO)バイオグリセリン石鹸(BGS)は、以前にも紹介しています。
 
例えば、下記などです。
 
 http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/5901042.html (BGSの作り方)
 
 http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/5064344.html (BGSのいろいろ)
 
 http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/7910489.html  (高校文化祭へBGS提供)
 
このBGSの特徴は、エステル交換反応の結果、肌に潤いを与えるグリセリンが生成・濃縮されていることであり、更に、機能効果剤として、強力なゼオライト(Z/Zeolite)、柿渋液(T/Tannin)、蜂蜜(H/Honey)、尿素(U/Urea)、フルーツ酸(P/Peeling)を、目的に応じ最適に補強していることです。
例え、極く少量でも,これらが有れは、高価・高級石鹸として宣伝・販売されていることは、ご存知かもしれません。我々BGSには、大量5%を標準として、混ぜています。
尚、BGSの品種群の詳細は、上記BGSのいろいろを参照して下さい。
 
そこで今回は、グリセリン石鹸の作り方講習会を開催しました。
過去にも2度開催したことが、あります。
参加メンバーの多くは、当方がで製造した石鹸の愛好者ですが、今回は自ら石鹸作りを体験しよう!!
と言う企画です。
 
昨日夕刻に開催しましたので、その時の様子を紹介します。
 
石鹸は、その混ぜる特殊効果剤により、いろいろなタイプができるのですが(詳細は、上記石鹸のいろいろ参照)、今回は2チームに分かれて、2つのタイプの石鹸作りを実践してもらいました。
 
こちらの道具類の準備の都合上、2チームに分かれ、2種類の石鹸(bgs)作りにトライしてもらいました。
 
Aチームは、ゼオライト(Z)と柿渋液(T)を加えたタイプ(BGS-ZT)にトライです。
ゼオライト・BGS-ZTなど、各種石鹸の種類と効果説明については、
BGS-ZTタイプの説明は、9-d) にあります。
 
レシピー計算は、過去の製造ノウ・ハウに基づき、山勘ではなく、あくまでも科学的に混合油成分の化学成分と苛性ソーダ量を計算して、決定しています。BGS石鹸シュミレーター、上記のBGSの作り方で概要を紹介したものです。
 
石鹸の硬さ、泡立ち、肌特性などの評価項目をバランス良く最適化しています。
今回のBGS製品の硬さ(硬度)は、飽和脂肪酸の濃度換算で45%とし、この様にバイオグリセリン、パーム核油、及び各種硬化剤の混合比率を計算して、混ぜました。
 
BGS石鹸シュミレーターの結果、グリセリン溶液(1400g)に、パーム核油、それに、石鹸硬化剤(ステアリン酸、ミリスチン酸)、及び苛性ソーダ水溶液を加え、ホットプロセスによる鹸化反応を行います。
 
Bチームも、基本は同じですが、フルーツ酸(P)と蜂蜜(H)入りのタイプ(BGS-PH)にトライです(説明は、同様に、9-g)に有ります。。 
 
写真は上から、Aチーム(手前)の石鹸作りの様子、つぎは、Bチームの様子です。3番目の写真は、Bチームの石鹸の型へ流し込んだ直後です。
型も、各チーム内で、相談して決めたものです。
イメージ 1イメージ 2イメージ 3イメージ 4イメージ 5
 
 
 
 
Aチームのゼオライト、柿渋石鹸(BGS-ZT)の型から出した状態(手前)が、右の写真です。ブラックチョコレートみたいだと思いますが、これは、柿渋の主成分タンニンによる効果で、アルカリに触れると黒くなります。尚、後で、適当な大きさにカットし、熟成させれば、完成です。後方は、別の型にまだ入った状態のもです。
柿渋は染物などにも使われているのは、ご存知だと思います。
 
その上の写真は、、同じく型から出した状態のBチームのフルーツ酸、発蜜入り石鹸(BGS-PH)です。茶色の石鹸です。
 
この様に、全く同じグリセリン、添加脂肪酸などでも、最後の特殊効果剤(ゼオライト、柿渋、フルーツ酸、蜂蜜、尿素)として何を選択し、どの程度混ぜ込むかによって、石鹸の特殊効果が異なるばかりか、石鹸の色も変わります。
石鹸には、色素剤を入れることも可能ですが、私のレシピーでは、殆ど入れません。
出きる限り自然のECOカラーを尊重しています。
 
但し、香料として好みのフラグランス・オイルを少量入れます。
今回、こちらが用意したいくつかの香料から、Aチームは、Orchid(ラン)の香りを、Bチームは、ラベンダーを参加者で相談して選択しました。
 
いつもエコ石鹸を使うだけでなく、時には石鹸作りに参加することにより、
ECO石鹸について、より理解を深めたり、更に、ECOに関心を持ってくれたら、良いのですが、。。。。。
 
では、また。。。
Joe.H
 
 
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