Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の価格を考えよう!
エコ(ECO)燃料Biodiesel(バイオディーゼル;BDF)の価格について、今回は少し考えて見たいと思います。
BDFに限らず、世の中の総ての商品やサービスなどの価格は、需要と供給のバランスで決まりす。
我々も、一部自家製造で不足する場合は、外部から購入することもありますが、その際は、基本的には軽油と同一値段+配送料(実際は1L当り10円)で現状購入しています。
それでは、一般的にはどうでしょうか?
購入者の立場から考えれば、安くBDFが購入できれば、それに越した事はないのですが、。。。
きちんとした品質のBDFであれば、燃費も軽油と比べ大差ない訳ですし(優れた場合も、劣っている場合も)、エンジン音も静粛で、CO2の排出量の削減と言うECOにも貢献できるなどBDFの利用面の価値を考え合わせると、少なくとも軽油と同一価格、或いは多少価格アップでも使う価値はあるはずだと思います。
現実、日本でBDF価格が、特に安いのは、品質面で軽油に比べて劣っているから、車両のトラブル・リスクを考えると安くて当然と思われているのかも知れません。
この観点からは、BDF製造業者はまず高品質なBDFを常時製造することが最初で、それから値段のアップをお願いすると言うのが、本来の道筋かも知れません。
BDFの製造原料の一つである廃食油(WVO)も、一部で流通していて、値段もかなり高く需要も多そうです。
つまり、BDF製造者が自ら集荷しないで、第3者から購入する例が多いことを示しています。
米国でもWVOの販売価格は、1ガロン当り1~1.5$程度で、1L当り22~33円程度で、日本と大差ない程度だと思います。
いずれにしても、BDF価格については、
②高品質のBDF製造と製造原価の低減に、日々自己努力する必要があります。製造技術は常時進化しています。
③BDFを使う意味や効果を、ECOの観点から広報熟知してもうらう努力をする。
④最後は、BDFの利用価値を認めてもらって、価格アップをお願いする。
と言う様なステップが必要だと思います。
現実は、品質面で問題をおこして、利用者の信頼を損なったり、或いは製造原価の高さから、採算面で事業の継続維持ができなく廃業と言う例も少なく無い様です。
廃業は、勿論海外でも少なくありません。特に大規模製造者に多いようです。
原料集めの問題や販路の問題等と政府補助金,税金等の問題です。
BDF100%(B100)使用の場合は、日本では32.1円/Lの税金が免除されています。
これは米国でも同様です。1ガロン当り1$と言う事で、現在の為替レートだと22.5円/Lぐらいです。
昨年末に、このインセンティブ制度が一旦切れたのですが、最近法律が議会を通過し、復活しました。
原料と販売先の近くで、その地域(Community)の需給に見合った規模のBDF製造業者が、最近は成功している様です。
原料集めや販売先が近ければ、輸送費(Foot-Milage)も少なくて済み、それだけエコ(ECO)的ですから、当然ですが。。。
では、また。。。
Joe.H
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