最新Hybridバイオマス・ガス化装置の独占製作・販売権の締結が完了しました!!!

 最新のハイブリッドガス化装置の製作・販売権を得る等正式独占契約の締結が完了しました。 いよいよ、飛行準備完了(Ready to Take‐off) です。 今回は、これを中心とした話題の紹介です!!
 
このガス化装置は、イタリアのバイオマス・再生エネルギー関連の技術開発会社であるINSER社が基本特許技術を持つHybrid方式のバイオマスガス化装置(Circle-Draft Gasifier)です。
尚、ガスエンジン発電機等の選択は、個々の事情により自由に選択・組み合わせが可能です。
 
下記の写真は、West BioFuels社(米国)に導入済の最新のCircle-Draftタイプ(500KWe)のガス化装置(中央)の夜間風景、左側はフレアー(黒色の煙突)です。ガスエンジン発電機は、米国キャタピラーCaterpillar)製を使用しています。
現在、もう一基500KWeを追加し発電能力1MWeとすべく、カルフォルニア州政府の許可待ち中(申請中)です。
 
 
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本方式の最新ガス化装置(Circle-Draft)の紹介は、本Blogで過去にも紹介済です。
例えば下記で紹介してありますので、ご参照下さい。
 
今回、上記INSER社(Torino,Italy)と我々(法人)とは、同社の持つ最新・高効率のバイオマスガス化装置、及び関連の技術導入,並びに関連新技術の開発提携契約の締結を完了しました。
 
主な契約内容は、下記です。
 
Hybridバイオマス・ガス化装置(Circle-Draft Gasifier) 基本技術ライセンス契約、及び改良型の共同開発提携 
通常のダウンドラフト型、アップドラフト型、熱分解型 ,流動床型、或いは複雑怪奇な2筒式ではありません!!
下記の様に、複合ガス化技術(ハイブリッド)方式により、殆ど1塔式のガス化装置(反応器)のみで、全てガス化完了です!!
正に  Simple is Best !!
写真は、4塔式ガス化装置の高信頼・並列設置の例(500KWx4=2MW)です。
 
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・日本国内での装置製作Made in Japan, 複数製作会社への依頼も可能)
 特に、本ガス化装置の製作に自信がある企業、或いは製作を希望する企業はご連絡ください
 
海外製造委託(設計・管理は日本)による、さらなるコスト削減
 
・国内独占販売権の確保(Exclusive Technology Licenserとして/ 最低5ヶ年、以後更新可能)
 
海外向け輸出・販売も可能(東南アジア方面他、国内資本・提携企業、補助金対象案件、紹介、他)
 
INSER社顧客向け装置の輸出も可能(日本製OEM輸出,地域問わず、EU地域、他)
 
・ガス化装置・ガスエンジン発電機、乾燥機、チップ機等の一括組込システム販売
 
・最注目の新規技術開発(ガス化装置組込、関連装置)での協業
バイオマス純水素ガス製造( 

https://joeh.hatenablog.com/entry/20779617

 の 5参照 )装置開発・販売
各種廃棄物からバイオマスセルロース廃棄物分離、灰分・無理物の完全分離装置開発販売
廃プラスティク油化、他)
 
・ガス化装置、及び水素製造装置の国内(含む、中国、一部東南アジア諸国特許申請(既に、一部申請中)による知的所有権確保
 
・但し、独占製作・販売権の付与に対して、契約手付金(XX万ユーロ)、販売ライセンス料(装置価格のYY %、最低保証料 ZZ万ユーロ/年)の支払を、当方は別と支払保証する
( 特に、独占契約締結・継続条件の対価として、当方が毎年1基(1MW以上)販売契約ができなければ、無条件で最低保証料を支払うことになります。現状問題無い程の見込客がありそうですが、でも頑張らないと!! )

契約概要は以上です。
 
そこで、今回先週(5月23日~29日、1週間)を掛けて、上記の本契約締結、ガス化装置の技術説明・改良・今後の展開等について、国内関係者を含め、打ち合わせを行い、無事に終了しました。
 
従って、上記の製造設備の内、ハイブリッド方式のガス化装置及び発電装置(ガスエンジン+発電機、ORCを含め)の国内販売・受注・販売は、即可能です。
 
受注後の、工期も最短(12-14ヶ月前後)です。
既に、昨年暮れより、国内を中心としてマーケッティング・販売活動を実施中で、多数の顧客と順調に商談中であり、多くの顧客より好評を得ています!!
近々の契約案件も複数あります。
 
顧客の好評理由は幾つかありますが、下記は主な項目です!
 
・本Hybridガス化装置は、高効率・高性能・シンプルな装置・低価格だからです(具体的な内容は、過去のBlogを参照下さい)
・顧客の最大関心事・心配ごとのタール分発生全くありません!!
 
ガス化反応塔外でタール分が検出されません=反応塔内で自己完全ガス分解、合成ガス発生増、燃料化、クリーンガス発生へ転換されます。
 
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・ガス化発電・売電(FIT)採算が取れる低価格設定です(1KW当たり60-70万円)。
この価格で提供できる装置は、国内では、100%ないと思われ、恐らく、国産では最安値では!?!?。。。
と自負しています。
採算性の計算例、なぜ採算性が得られる価格等については、下記を参照下さい。
 
設置場所最小、廃水処理なし(不要)
上記の写真からも分かる様に、設置場所は最小で、他の装置の3分の1~5分の1程度です。
合成ガス精製が不要ですから、水による洗浄等は不要であり、廃水の問題も生じません。
但し、最小限の冷却操作等は必要です。
ガス化装置を出た高温生合成ガスは、サイクロン操作(微粉固系物除去)、高温ガス熱回収(ガス化装置用の空気余熱、蒸気生成)及びガス冷却(常温まで油冷却)の操作のみです。
 
・装置規模は、標準仕様・標準化・モジュール化徹底に基づき発電能力(500KW,1MW,1.5MW,2MW,2.5MW,3MW.....)を提供します。
FIT対応は、殆ど高圧電力・高買取価格設定の上限2MWタイプ(2MW-)以内です。
よって、現在商談中、或いは近々契約予定案件は、全て発電能力2MWeタイプ、或いは1MWeタイプです。
採算性を考えると500KWでは、余り利益は期待できないからです(技術上、問題なし)。
 
基本設計はイタリア, 詳細設計、及び製作・設置・保守は安心の国産です!!
 
木質チップ限定?、或いは水分・サイズ制限?も殆どありません。
加えて産業廃棄物(RPF等)、農業・畜産廃棄物、竹等もガス化原料として利用できます(多種原料、Multi-Fuels対応)。 一般に、同一バイオマス原料を長期・安定的に、有利な価格で確保はできません。
今後、ガス化装置は有利なバイオマス原料へ適宜簡単に切り替え利用できると言う設備が必要不可欠です。
 
下記写真は、米国カルフォルニア州(Wood Land)のプラント(West BioFuels:社; http://www.westbiofuels.com/  )で使っているCircle-Draftガスガス化炉バイオマス原料原料(廃棄物)の例です。
特に、チップサイズやその形状等を注目下さい。
切削チップのみ使用可能等と言う原料制限等、全くはありません。
 
West Biofuels社は、このCircle-Draftタイプ( http://www.westbiofuels.com/circledraft )の他に、
有名なGussing(オーストリア)の2筒式(反応、燃焼)流動床・ガス化装置(FICBG:Fast Internally Circulating Bed Gasifier: http://www.westbiofuels.com/ficfb ) も、以前から設置されています。
設置場所は、原料写真の裏の建物内です。
 
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こちらもガス化装置としては、優れもので良いのですが、高価格と装置の複雑さが大問題です。また、装置の熱ロスも少なく無い様です。 また、2筒式流動床ですので、このタイプの欠点でもある、細かい粉体状チップ等しか原料化できません。 それに、2筒間で分解熱移動用に、熱移動媒体(砂類)も必要です。
 
彼らWest BioFuels社は、当初下記の写真のプラントを建設したのですが、価格も高価で、単なるバイオマス発電用ではナカナカ売れません。顧客の採算に乗るはずもないからです。
同社も、営業をアキラメている様(??)で、年1-2週間デモ運転の利用のみと言う状況が現在も継続中です。
 
(以下、余談です)
元々、今回のガス化装置(Circle-Draft)を最初の出会いは、彼らのGussingタイプ(改良型)を見学する(下記写真)為に、West Biofuels社を訪問した折でした。建物(旧穀物倉庫)の入り口の近くの野外に設置のCircle-Draft Gasifierと最初の、そして偶然の出会いでした。Circle-Draftは500KWe(熱出力:2MWth)ですが、下記のGussingタイプの装置は、倉庫建屋内にあり、150KWe前後しか発電できません。Gussingの商業ガス化装置(上記、H.P.参照)でも、発電出力は2MWe(ガス熱出力は8(MWth)です。
何故か、日本人がこれまで、何組もこの装置を訪問している様で、その折のVideo等が同社のH.P.に幾つか掲載されています。私は過去にも、将来的にも見学予定はありませんが。。。
その高価格と装置の大きさ、複雑さがネックです!!
(余談終わり)
 
このGussing( http://www.gussingrenewable.com/htcms/en/wer-was-wie-wo-wann/wie/thermische-vergasungficfb-reaktor.html )タイプのガス化装置(FICBG)が,下記写真(D20mxW20xH12m)です。これで発電能力2MWですので、我々のINSER4塔式2MW(D2m50cmxW10mxH12m) と比べれば、複雑さ、大きさの差は歴然であり、当然価格も比例しています。加えて、片や1セット対4セットですから、装置の信頼性も大差があります。
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この装置、日本でも、某代理店経由、他で販売されている様ですが、FIT発電目的で、予算的に購入できる顧客はいるのでしょうか????
実現は、100%補助金だより、或いは100%間伐材原料(40円/KWh)が前提???だと思われます。
この装置、スケール・メリットを追求し、最低でも2-3MWe以上、少なくとも5MWe程度、理想は10~30MWe程度でないと採算が苦しい筈です。
 
2MW以上の場合、日本の電力固定買取価格(FIT)が低下(間伐材電力で40円から32円/KWhへ)する為、。。等の理由から、このクラスの大型バイオマスガス化発電装置の需要は、殆ど国内にないと思われます。
更に、設備投資額も増大し、資金調達能力の限界を超える企業が殆どです!?!? 
特に、国内原料の間伐材なら、その調達の限界量を超えてきます。
 
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次は、本Circle-Draft型ガス化装置の特徴の一つです。
バイオマス原料でも、竹や農業廃棄物(籾殻)は、低融点灰分カリウム、ナトリウム分、他)が含まれる為、通常殆どのガス化装置は原料として使えませんが、本製品Circle-Draftタイプなら、問題は特にありません。
 
例え、炭・灰が溶融しても、スラッグとして取り出せます。
その秘密は、特許の自動灰取り出し機構にあります。
 
殆どの他ガス化装置は、灰の溶融を避け低温で不十分なガス化分解を行ったり、この種の身近なバイオマス原料が使えない!!(等と言う)諸問題がありますが、このCircle-Draftななら全て解決済です。
 
その中心技術、下記写真のみの紹介です。
特に秘密項目も多く、一般向け公開説明は省きますが
自動化耐熱・耐火・サーボ・特殊ローター式炭(灰)取り出し機構が備わってます!!
 
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。。。と言うことで、今回は、先週行ったHybridガス化装置の独占技術契約締結(某顧客対応の)技術打ち合わせ、他の概要を簡単に紹介いたしました。
 
 Hybridガス化装置(Circle-Draft)、及びガスエンジン発電機を組み合わせたバイオマス発電設備、或いは
バイオマス水素発電、スラッジや畜産・養鶏廃棄物のバイオマス・エネルギー化(完全なバイオマス分離・ペレット化燃料)、。。等で困っていたり、有効エネルギー化・売電・排熱利用化等の計画があれば、下記に直接お問い合わせ下さい。何かお役立てると思います
 
尚、当方で扱うガス化装置は、他にもいろいろ特徴ある取り扱い製品があります。
例えば、特に建築廃材、廃タイヤ等を利用し、FIT対象外の売電価格(13円/KWh)では、さすがに発電1KW当たりの設備価格(60-70万円)でも、採算的には苦しくなります
この様なケースでも、対応可能な低価格製品もあります。何度も紹介済の弊社OEM製品(インド製)の下記ガス化装置、改良型Up-Draft型のガス化炉なら実現可能です。
下記の過去のBlog記事を参照下さい。
このガス化装置なら、設備価格(1KW当たり40ー50万円)まで、更に投資額は低下出来て、低売電価格でも採算ラインにのる筈です
 
逆に、Circle-Draftより高価な設備(1KW当たり100万円以上)の高級ガス化装置(未公開)も扱えます。
こちらは前述Gussingの製品より性能的に優れていますが、価格もそれなりに高価で、少なくとも売電(FIT)向けなら、100%間伐材でないと採算ラインに乗りません。主に、売電以外の目的か、(超)大型設備、補助金対象向け、他の用途向けに考えています。
 
 
この様に、目的、規模、予算等により、顧客に最善の製品をお届け出来ます。
 
一社で、目的・規模・予算等により、複数の特色あるガス化装置群から
顧客の目的に応じ、ベストなガス化装置製品を選択し低価格でご提供できる処は、国内で皆無であり、殆どありません!?
 
では、また。。。。。
Joe.H
 
追伸)
 上記Blog記事は、一般公開情報です。
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以上