鉢植えジャイアント・ミスカンサス、2年目の苗を畑に植えました(1)!!!

28年度の春も近づいています。
高収量バイオマス用エネルギー作物として何回か本Blogで紹介しているジャイアント・

https://joeh.hatenablog.com/entry/18555998

ミスカンサス(巨大ススキ)です。例えば、下記を参照下さい。
 
 
今回はその苗の植え付けシーズンの到来の話題です
 
そこで、昨年、組織培養(Tissue Culture) 幼苗をテスト輸入し(https://joeh.hatenablog.com/entry/18555998 ) 、 その販売残を我が家で鉢で育苗していました。
今年は生育2年目、最早鉢栽培では生育上無理なので、畑に植えつけました。
今回は、その紹介記事です。
 
先ず下記は、植える直前の鉢植えのジャイアント・ミスカンサスの写真です。
地上部は完全に枯れて、ほぼ完全な乾燥状態です。
 
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上記も昨年の秋は、下記の写真の様に濃いグリーンでした。
 
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下記の写真は、鉢から根を抜いた状況です。
鉢は15cm位のプラ鉢に植えていたものです。地上部は枯れていますし、春の新芽には邪魔ですので、刈り取ります。
 
この地上部(茎)が、フルに成長すれば3-5m迄も成長し、バイオマス燃料に利用されます。
現状は、幼苗の最初の年の成長分ですので、50-70㎝程度です。
 
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地上部を刈り取り、鉢の中身の写真です。
既に、本年生長する新芽の根茎(Rhizome)が沢山出来ています。
土(ピートモス)を除去すれば、1株当たりの新芽(根茎)が確認できるのですが、未確認です。
恐らく10芽程度はあると思います。春に芽が出てきますので、その時に本数で確認できると思います。
 
通常は根茎を分解して芽(根茎)を欠いて分ければ、1鉢は10-20株程度に増え、繁殖出来ますが、逆に、根に蓄えられた栄養分が分割され、本年の成長は限られてきます。
 
ここでは、そのまま植えますので、株数は増えませんが、大きく成長し、多数(20-30)の地上茎が成長すると思います。
茎数は、年々増加する筈です。今回は、やや密に50cm四方に1株植えましたので、3年もすれば、株間の隙間はなくなるほど密集すると予想しています
 
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下記がその根芽(Rhizome) の参考写真です。
通常の繁殖法は、この根茎を1-2根茎に分割して行いますが、国内での繁殖限定です。一度に大量に植える場合は、無菌の組織培養法による苗が適しています。根茎は、土や害虫の付着の可能性もあり、植物検疫で輸入はできません。国内での移動、繁殖法に限定されます。
 
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地上部の茎(葉)は、完全に枯れていますので、良く燃えます。
大量に生産できれば、機械で刈り取り、ペレット等に加工すれば、良いガス化原料、ボイラー、ストーブ燃料等に使え、木材チップの再生可能代替燃料としても使えます
尚、自然に生育しているススキは、場所によっては今頃野焼きをする場合もあります。主に良い新芽を出す為です。バイオマス燃料の場合は、野焼きではなく、一旦刈り取り、そしてバイオマス・エネルギーとして利用をすることになります。
 
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今回、畑への植え付けでは、50cmx50cm当たり1株を植えつけました(4株/m2)。
ジャイアント・ミスカンサスは、1m当たり2-4株程度が標準ですので、やや密集栽培となります。
 
3月始め畑に植えた状態の写真が下記です。
 
いずれ1ヶ月もすれば。青い芽が芽吹くと思います。 
尚、写真の白いものは、近くの我が家の散った梅の花びらです。もう散り始めています。
 
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追加@4月6日)
桜も満開、いよいよ春本番の季節です。
下記の写真の様に、植栽後、1ヶ月を経てジャイアント・ミスカンサスも新芽が沢山出てきました。
 
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追加@4月20日
大分生長してきました。
茎数は15-30本出ています。成長と同時に、更に新茎も出てくると思います。
 
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追加@5月13日)
更に生長中です。
 
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追加@5月30日)
更に生長中です。前回の写真(5月13日)から、まだ2週間一寸ですが、培以上に成長中です。
 
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追加@7月10日
更に、成長しています。
既に、刃先は2m前後に成長し続けてます。
 
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追加@8月7日
更に、成長しています。
既に、刃先は2m30-50cm程度とジャイアンに成長し続けてます。
 
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今回は、エネルギ-作物として、特にガス化、或いはボイラー/ストーブ燃料として最有望なジャイアント・ミスカンサスの植え付け時とその後の成長記録の紹介でした
 
尚、下記に紹介の様に、現在無菌、無害虫の組織培養の幼苗の注文・購入時期です。
 
本年も3月末頃には、本年度の既に新規注文済分の組織培養(Tissue Culture)幼苗が輸入される予定でいます。
 
興味があれば、早期に申し出ください。追加注文します。
購入単位は1000株単位で、2000株以上です。
輸入販売価格は、2000株なら150円/株程度ですが、注文株数により、価格は低下します。
詳しくは、上記Blogを参照下さい。
 
注文は何時でも可能ですが、成長期は春から秋までですので、なるべく早期に入手しないと、輸入年度の1年目の成長期間が短く、從って、その年の成長度合いが少なくなります
 
以下、成長の記録(平成28年10月以降)は、写真数の制限もあり、引き続き下記をご覧ください。
 
では、また。。。
Joe.H
 
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