バイオディーゼル(BDF)装置の輸入風景の紹介です!!でも、問題が??

 
今回は、通常のアルカリ法のBDF製造装置を購入したので、その輸送状況の紹介写真等です
 
この装置、最後の写真が、梱包を外したものですが、米国製のアルカリ法バッチ装置で、1バッチで250~260L処理できる装置を、今回某顧客向けに購入しました。
 
下記の写真は、その装置をパレット積した後、周りをフィルムシートで包装した状態です。
装置を製造した業者から、運送会社(Nippon Express USA)が荷物を引き受けて、彼らの倉庫に置かれた状態の写真です。
包装の最上段に見えるのが、メタノール回収時に使う空冷コンデンサです。
 
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処が、ここで問題が発生して、当方に運送業者(米国日通航空)から連絡がありました。
この包装では、空輸貨物で日本に運べない、木枠包装が必要と言う連絡でした。
木枠の包装費として、別途、1025$(10万円)、加えて包装業者の事業所までの運搬と荷受の輸送費も450$(3.5万円)必要だと言うものでした。仕方がなく最終的には、木枠梱包費と輸送費の支払いは了解しました
 
下記の写真が、木枠包装された木箱です(昨日、8月1日)。
サイズは、150cmx120cmx230cmの箱に包装されて、成田に到着です。
写真は、航空会社(NCA:貨物専用航空会社)のフォークでトラックに積込風景です。
人の大きさと比較すると木箱の大きさが想像できると思います。
 
尚、荷物の積込の前に最初に、輸送会社(日通航空)の窓口で今回の荷物の書類を入手します。
 
そして、次は税関事務所です。今回は、費用を抑える為、自己通関、自己国内配送などで、全て自分達で行いました。
 
通常の税金は、消費税の支払(輸入価格の5%)です。
但し、この輸入価格には、現地のドル建の購入費の他に、輸送費、さらには、前述の木箱包装製作費、荷物引受費、保険料、書類作成費など全額が含まれます。
そして、輸入費用全額を円換算した価格の5%が消費税として課税され、これを支払いました。
 
更に、今回は装置容器(タンク)は、その材料(鉄、ステンレス、プラ製)や容量に拘らず輸入関税が掛かると言うことで、タンク類の関税税率の3.3%を別と支払いました
 
その後、下記の航空会社(NCA、輸送会社、米国日通航空が提携貨物航空会社のNCAに輸送を依頼)し、最終的に荷物を無事受け取ると言う順です。後は、我々の準備調整事業所(?)へ自己配送です。
尚、写真の人物は私ではありません(写真の当人に無断掲載です)。私はキャメラマンです
 
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翌日(8月2日)の本日、荷物木箱の解体作業です。
写真は、解体作業の開始風景です。木箱の大きさと木箱が頑丈にできているので、解体作業は可也の時間と労力を費やす作業です。
 
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木箱を解体し、次にフィルム包装をホドイた後の装置を並べたのが、次の下記の写真です。
 
右側がBDF装置本体、少なくとも外観上、全く問題無い様です。
中央が6インチ(15cm)ドライ装置の塔部分の中央部2セット、右側の2箱は、塔用のイオン樹脂(小さいダンボール箱)とセルロース吸着剤(大きめのダンボール箱)です。
 
これだけ???
 
 
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ドライ装置の塔頂、塔底のキャップ、塔の足、それに配管、フィルター類、。。。などが無い!!??
米国など海外から輸入する場合は、シバシバ、部品が不足することも珍しくないのですが、これほどの例は過去にはありませんでした
 
 但し、現状では、出荷元のBDF装置製造会社のミスか、或は輸送会社の配送ミスかは、不明です。
何れ解ると思います。
 
実際は、更に米国のオークションサイト(eBay)等で購入したポンプ類なども、BDF装置の製造会社に事前に送付させ、一括送付を依頼していました。
一括送付することにより、ココに輸送するより運賃が安くなるからです。
それに、米国内間の配送だと配送費無料(Free-Shipping)の場合も多いです。
 
シバシバ、この方法を使います。
装置製造業者をハブ輸送集荷基地として使う例です。
 
 
 
下記の写真は、BDF装置本体をコンテナー倉庫に入れた状態です。
前述の様に、輸送されていない荷物がありますので、ソレ待ちです。
 
 
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尚、左側の塔と台は、酵素法触媒用充填反応装置(今回は国産)です。
今回輸入したBDF装置は、アルカリ法として設計されたものですが、我々は、酵素触媒用反応装置の充填塔と接続・一体化利用を考えています。
 
詰り、触媒塔を循環式(Circulation)反応塔として使い、
一方、BDF製造装置は、BDF循環タンク、加温・攪拌装置、グリセリン分離、それにメタノール回収・乾燥装置としての利用です。当然、反応は行いません。
 
その為、一応日米の合作の作品ですが、同じ色にしてあります。
 
 
。。。。と言うことで、
 
今回は、実は酵素法循環式反応装置のバッチタンク、加熱装置、そしてグリセリン分離、メタノール回収装置など役割を、国産で特注製作すると当然高額となるので、安価な米国製アルカリ法BDF装置を、実は輸入した次第です
 
実は、信じがたいのですが、左側の国産の酵素触媒反応塔(写真は2セット分)と右側の米国製BDF装置の価格は、殆ど同じ価格となります!?
 
今後は、酵素塔も含めて、海外発注し、廉価な酵素法BDF装置として販売も予定しています。
興味がある方は、直接ご連絡下さい
 
勿論、アルカリ法装置専用としても、当然利用可能です。
こちらも、興味がある方は、直接お問い合わせください
 
今回は、BDF装置の輸入に伴う話題を写真を中心に紹介させて頂きました。
では、また。。。
 
Joe.H
 
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