最新MSR方式連続式BDF製造装置の納入例の紹介です!!

今回のテーマは、最近(今週)某顧客向けに導入した
 
ECOなMSR®連続・超高速反応バイオディーゼル(BDF)製造装置(マイクロ・セコンド・リアクター:Micro-Seconds Reactor) 
 
の実例写真の紹介です
 
これまでも、独自技術のECOな超高速MSR反応方式のBDF製造装置の概要紹介は、何度かしてきました。例えば、下記です。
 
 
今回は、某顧客向製品プラントの写真紹介です。
前処理・反応部の概略プロセス・フローは下記です。
 
イメージ 10
 
 
 
 
毎時200Lの処理能力が設計値ですが、必要に応じ、限りなく自由に処理能力の増減は、この装置で毎時200~400L程度まで、ポンプ流量の設定変更で可能です。
 
下記は、左からグリセリン前処理(GPT&GPSep),第1反応塔(MSR1&Sep1)、及び第2反応塔(MSR2&Sep2)です。上記のフロー図と対応しています。
 
内径30cmx高さ200cmの各塔(Sep)は、グリセリン分離塔であり、グリセリン前処理、或はMSR反応塔で反応を行い、続いてグリセリン分離を行います
 
添付フロー図に示す様に、油は、写真(最初の写真)の塔などを連続的に左から右に順に連続的に流れるだけです。この間に、前処理、エステル交換反応(2段法)が完了し、粗製BDFができます。温度は55~60℃程度で、ポンプ圧も+0.5~1気圧(以下)程度です。
尚、、反応装置は密閉されていますので、高温反応(70~80℃)も可能です。温度上昇により、更に反応速度も向上します。
多くの市販BDF装置は、開放式であり、メタノール蒸発温度の制限(64.5℃)から、反応温度61~63℃が上限温度です。
また、使用メタノールも対油15~16%程度と極く少なく、通常の20%前後と比べ、極めて経済的です。
 
分離塔(Sep)の代わりに、コアレッサー、遠心分離器などを使えば、更にコンパクト化可能です。
 
 
イメージ 1
 
 反応が終了後、メタノール回収を行います(下記写真の右側()。
 
イメージ 2
 下記の写真は、ヒーター部(オイル低熱密度、5kw)、MSR反応装置の前処理(Pre-部)、後処理部(Post-部,内径5cm)です。
 
イメージ 3
 MSR混合、2段反応装置の写真です。
反応の進展により粘度が低下しますので、サイズが小さくなっています。
 
MSR部の滞留時間は、100~400マイクロ秒超高速・瞬間反応です。
 
 
 
 
イメージ 4イメージ 5イメージ 6イメージ 7
上記の写真は、全体の制御装置、及び反応グリセリンの連続自由落下・分離の様子です。 
 
下記は、原料油、半製品タンクの一部の写真です。
 
イメージ 8
下記は第1反応・分離器塔回りのMSR反応装置、前処理、後処理部の拡大写真です。
他も同一構成ですが、異なるサイズです。
粘度と滞留時間の最適化計算などからサイズは決まります。
 
前処理(Pre部)、及び後処理Post部) には、特殊部材が充填してあります。
両GPT,MSRの効果を高める為です。

 
イメージ 9
 
 
今回は、MSR連続反応方式のBDF製造装置の写真の紹介でした。
原料油さえ充分供給できれば、反応部は日産5000~10,000L程度のBDFは生産可能です。
勿論、スケール・アップも、スケール・ダウンも簡単に出来ますので、どの様なプラント規模でも対応できます。
 
因みに、下記の右が最終製品のBDF、左は簡易転化率テストキットでに結果です。
特に、未反応油は認められません。
 
別途、品質測定分析の結果では、転化率99.2%と言う高転化製品
だと言う報告でした。まだ、本装置は未チューニングですので、更に、チューニングを行えば、高転化率も狙えそうです。
 
イメージ 11
イメージ 12
  
尚、粗製BDFは、下記の様な某社製の減圧蒸留装置(毎時100Lの製造能力)も,併せて導入されています。蒸留BDFの品質は問題ありませんが、残渣油量など、今後の課題もいくつか、現状あります。国内では、類似の減圧蒸留装置が少なくとも3社から販売されていますが、方式は微妙に異なり、これらにより能力、品質、課題等も異なっている様です。
 
イメージ 13
 
今回のBDF装置は、国内某協力メーカー製ですので、外観など見かけ上も良く製作されています。
この分、販売価格もやや高くなりますが、他社製品に比べ、遥かにコスト・パーフォーマンスは優れていると思います。国内は元より、国際価格との比較でも遥かに低価格です。
 
国際価格は、BDF年産1ガロン当たり1米$(1L当たり21円)程度と言われています。
 
今後、標準製品化、及び販売も考慮中です。
ECOなMSR®連続・超高速反応バイオディーゼル(BDF)製造装置
興味があれば、直接お問い合わせください
 
BDF製造時の環境条件(原料、規模、。。他)に合わせて、最新アルカリ法のMSR®法、或は最先端の酵素触媒CP®法が選択できます。
他では,何れも入手出来ない最新、最先端BDFプロセス技術です
 
最早高価で非効率な旧来バッチ釜法に留まる理由は、何もありません
BDF製法のパラダイム・シフトが起きていることを認識しましょう!!
 
では、また。。。。
Joe.H
 
追伸)
   上記Blog記事は、一般公開情報です。
 何かコメント、ご意見、及び質問等具体的な相談のある方は、
 下記メール・アドレス宛へ直接ご連絡下さい。   
     或いは

     info@biofuels.co.jp

     非公開情報など内容によっては、お答えできない場合や条件付となりますが、
 可能な限り対応させて頂きますので。。。。
  以上