バイオディーゼル(BDF)の廉価なDry-Process装置を導入しませんか???
BDFの精製処理は、まだ水洗法が多いと思います。
多分、水洗法を行われている方は、
責任ある、そしてECOに関心のあるBDF製造者だろうと思います。
水洗法のBDF製造者は、全て排水処理をキチンと行う義務があります。
単に中和しただけで、下水放流などしている人(会社)は、いないと思いますが??
如何でしょうか?? 実は、。。。。でしょうか??
中和だけで、不充分な理由は簡単です。
この他に、水洗法の問題は、
1)処理時間が掛かる
2)収率が落ちる(BDFの一部が排水に流れる)
3)洗浄温水が必要であり、その為の費用も掛かる。
などではないでしょうか?
それに、比べDry-Process法(乾式法、非水法)では、一切水を使いませんので、排水処理や上記の様な問題は発生しません。よりECO的な処理と言えます。
この様な背景から、BDF精製法はDry-Processへ急速に移っています。
海外では元より、国内でも同様です。
本Blogでも、度々紹介しています。
最近、国内BDF業者も、DryーProcess装置を販売しはじめていて、現状、数社が販売しているかと思います。
でも、Dry-Process装置の価格、性能に満足されていますか??
性能や価格の不満に加え、使用法などの情報提供不足に悩んでいませんか??
その為か、最近当方への問い合わせも、数多くあります。
実際に納入済のもの、設計中のもの、或いは見積もり中のものなどイロイロあります。
そこで、ご参考までに、当方で提供できるDryーProcessの装置規模、塔数と価格例を添付します。
尚、表の数字、文字などが、見ずらければ、拡大もできます。
当方価格は、すべてコスト+ベースですので、、一般よりかなり安価で、かつ性能は優れていると思われます。必要な情報提供もしています。
高性能のDry-Process装置を導入するには、
1)使用処理量に比べて、充分な大きさ(容量)の塔、即ち充填材を使った装置を選択する。
2)充填材は、1種類ではなく、少なくとも2種類、出来れば3種類をそれらの特性を考慮して使う。
4)原料の品質管理、温度管理を正しくおこなう(加熱器も必要)。
3)充填材の交換時期を的確に管理する。
などです。
装置メーカー側も購入者側も、つい価格が抑える為か、
小型の塔(少量の充填材)で、単一充填材、処理流量過多、少ない塔数のDry-Process、加熱器なし等の導入例をしばしば、見受けます。
これまで見かけた導入例は、100%これらに該当していました。
国内メーカーから購入を検討されている方、是非これらの情報を確認されたら、如何でしょうか?
Dry-Process装置には、マジックはありません。充分なサイズの塔と塔数が必用です。
今回提供のケースでは、特に塔当たりの単価を抑えてあります。
国内メーカー製の1塔当たりの価格で、おそらく3塔、或いは4塔構成が可能であったり、
かつ1回りか2回り大型の装置も導入できると思います。
比較されれば、すぐ解ります。
Dry-Process法は、米国で標準的に販売されている小型版6インチ塔(内径15cm)、中型版10インチ(25cm)、大型版12インチ(30cm)を使用しています。
更に、大型版(内径40cm以上)も可能ですが、ここでは省略してあります。
塔の選択により、処理量(毎時)が決まります。
また、使用する処理剤(セルロース吸着剤)の交換時期、イオン樹脂の洗浄時期等が決まります。
予算が許せば、4塔構成、或いは3塔構成がオススメですが、2塔構成でも可能です。
1塔構成でも、ある程度の処理は可能ですが、オススメしません。
因みに、上記のフロー図は、4塔構成の12インチ塔(内径30cm)であり、
今回紹介の最大構成の図ですが、価格は、約200万円強です。
通常日産1000~1500L規模のBDF生産者にお薦めです。
下記写真は、この12インチ塔の上記フローの組立前の写真で、4本の塔構成です。
本装置は、顧客先で順調に稼働中ですが、顧客からの要請で
実装置写真は非公開としています。
この同じ構成で、6インチ(内径15cm)の構成なら、価格は75万円程度で済みます。
日産100~300L程度のBDF生産者にお薦めです。
添付写真は、数年前に私の設計し、使用していた6インチ版(内径15cm)のDry-Process装置で、最新の大型12インチ版(内径30cm)と全く同じ構成です。
異なるのは、処理量と価格です。
この6インチ版で2塔構成なら、添付表の様に、50万円弱ですべて揃います。
上記の様に、規模と塔構成により、50万円から200万円で、最初の充填剤を含めて、すべて揃います。
通常は、1~2日の組み合わせと調整で、即稼働します。その後は、連続稼働出来ます。
塔の構成(本数)と精製純度や個々の充填材交換時期の関係などの情報は、ここでは非公開と致します。
尚、Dry-Processの導入済の方、、或いはご自分で装置を制作される方、
使用される充填材の価格はご存知でしょうか??
こちらも、国内価格は割高です。
ご参考の為に、補充用イオン交換樹脂の実例を添付します。
価格は、ある程度量が纏まれば、1kg当たりゲルタイプで1100円、マクロ型で1700円弱程度です。
BDF1Lの処理費は、0.3~0.4円程度です。
現在の為替レートなら、更に10%程度割安となるかも知れません。
尚、上記は配達料などすべて含んだ価格で、現地価格は、下記です。
セルロース系吸着剤価格は、添付しませんが、遥かに安価です。
メーカー品により、価格もピンからキリまでありますが、安価なものは、1ポンド当たり1$(1kg当たり180円)からあります(この製品は30ポンド1袋で30$=2400円)。
最高に高いものは、現地価格で1ポンド当たり2.1~2.5$程度もする製品もあります。
上記の12インチ塔1本分でも、約55ポンド(25kg)=95$(7500円)程度が現地価格です。
6インチ塔1本分なら約8ポンド((3.6kg)=8$(650円)となります。
購入量次第ですが(パレット価格)、この製品だと15袋。
送料などすべて含めても、約55ポンド分で12~13000円程度だと思います。
今まで、予算が無いので、。。。。と諦めていた方、如何でしょうか??
Dry-Process装置の設計法のサワリは、下記Blog記事にあります。ご参考までに。
今回は、BDFのDry-Process処理装置の構成例と価格の紹介でした。
では、また。。。。
Joe.H
追伸)
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